今回のてくてくは
LPガスを運んでいる
「マコト商会」さまに
行ってきました!
千葉県に、てくてく行ってきましたー♪
今回おじゃましたのは、千葉市稲毛にあるマコト商会さまです。
大きなタンクローリー全車両に、セイフティレコーダR(SR)を搭載いただいています。
昭和56年設立。従業員数9名。創業はもっと前で、初代社長だったお父さんの頃は、LPガスのボンベを各家庭に配送していたそうだよ。現在は、10tの大型タンクローリーを使って、輸入されたLPガスを、新港・市原・市川・川崎・鹿島などのターミナルから、日東エネルギーさんの充填所に輸送し、貯蔵タンクに保管。出荷時間は、朝4時から夕方16時まで、道路が混む前にどれだけ移動できるかが勝負なんだって。
現在は、長男(社長)、次男(専務)、三男、四男、六男(常務)と8人兄弟のウチ5名が在席して会社を支えているんだ。六男の小野常務は6年前に、それまで勤めていた会社を辞めてマコト商会に入社。多方面からの無駄をなくし、コスト削減をすることで会社の立て直しに努めたそうだよ。社員の半数以上が兄弟という、会社としては特殊な環境。だからこそ!一般的な会社には無い強みがありそうだね。
「運んでいるLPガスは、ライフラインの1つ。私たちの業務が滞ってしまうと、大変なことになります。ボンベがあっても詰めるものがないとダメなので、ガスがご家庭に当たり前に届くよう、安全且つ、確実にお届けできるように努めています。」と小野常務は熱く語ってくださいました♪
★ 小野常務に聞いちゃいました! ★
Q1 :
SR導入の決め手は?
A1 :
最初の導入検討時に、他の車載機メーカーからも売り込みがあって、どの車載機が良いのか、付合いの長い三菱ふそうさんに相談したんです。その時に、ふそうさんからSRの紹介がありました。他の車載機メーカーのシステムは減点方式だったんですが、SRは加点方式だった。一日頑張って安全に運行しても、たった1つの失敗で減点されるのでは、ドライバーのモチベーションが途切れてしまう。運行中に1つ失敗しても、そこから挽回できるチャンスのある加算方式のSR。そのプラス思考が、当社には良いのではないかと考えました。当時、燃料費が高騰していた時期だったこともあって、コストの削減も考えていました。SR独自の特徴について、当時のデータ・テックの営業さんが、細かいところまで説明し、丁寧なフォローをしてくれたことも大きなきっかけとなりました。
Q2 :
SR導入当初のドライバーさんの反応は?
A2 :
良くなかったです(笑)。ドライバーは皆、プロとしてのプライドを持って仕事をしています。今まで培ってきた自分の運転スタイルを変えることは、なかなかできないものです。当時は、社内でエンジン回転数の頭を決めていなかったんです。ドライバーたちは、当たり前のように1500回転から2000回転で走行して帰ってきていました。時速100㌔での走行もしていました。SRを導入したことで運行の様子が見える化できるようになり、そこから改善ポイントを検討して実施していきました。今まで、自分の運転スタイルだったものを、少しずつ変えて貰いました。エンジン回転数も1400回転に決めました。SRの機能を使って、エンジン回転超過や速度超過などを、ブザーで知らせるようにしました。今までのプロとしての運転意識を変えてもらうのは大変なことでしたが、10年後に会社がどうなっているかを真剣に話しあいました。このままでは会社として成り立たなくなる。改善して会社を変えていくことを考えなければいけない時期であることを理解してもらうよう説明しました。そこから少しずつ将来の話に耳を傾けてくれるようになりました。
Q3 :
SRを導入して変わった事は?
A3 :
導入前は、300リッター給油しておくと1運行で約半分の150リッターを使ってきていました。SRを導入してからは80から90リッターで帰ってくるようになりました。お陰様で、燃費がリッター2.8くらいだったのが、リッター3.5になっていました。
最初の導入1ヶ月は、ただ様子を見ていました。その結果を確認して、運転の傾向を探りながら改善に持っていきました。その結果、急加減速、急右左折が無くなって車輌にやさしい運転になりました。燃費が良くなり、タイヤの持ちが良くなり、20,000㌔で交換していたオイルが40,000-50,000㌔と寿命が伸びました。車に対しての労りができるようになったんです。ドライバーたちの協力が大きいですね。
目標を持つことで競争意識を持ってもらいました。運転診断の点数が高かった上位3名には年間表彰して賞金を授与し、燃費が良かったドライバーも表彰をしています。
最初は、ストレスもありましたが、慣れてしまえば安全に対しての意識が自然と変わっていきました。大型の車輌で危険物を扱っているので、事故を起こすと会社の損失だけではなく、広く皆さまにご迷惑がかかってしまうということを、社員全員が理解してくれていました。
Q4 :
心がけていることは?
A4 :
今は、特別なことを言わなくても、ドライバーが理解してくれているので、いつもと違うことがあった時だけ、ポイントをおさえて伝えるようにしています。勤続年数が長い従業員ばかりなので、平均年齢が自然と高くなっていました(笑)。気づけば平均年齢59歳です。いつまでも確実に、安全第一で仕事を続けていけるよう心がけていきたいですね。
★ 会社主催で各種イベントを開催してるよ ★
年末年始の寒い時期は繁忙期。お酒を飲んでいられないので、他の会社さんのような忘年会は、できないんだって!全員集まって年末にお酒を飲むことができないから、繁忙期を無事故で、何事もなく乗りきったら、ご家族含めての慰労会を実施しているんだって。以前は、日の出桟橋からのクルージングも実施していたけれど、今は一泊旅行などで楽しんでいるそうだよ。ご家族あってのお仕事!!ご家族にも楽しんで頂きたいという想いで始めたイベントなんだね。その他にも、社員だけで、2年に1回の親睦会をしているんだって。LPガスを安全・確実に運搬するという大変な任務を果たす為にも、コミュニケーションを深め、お互いを思いやる気持ちが生まれてくると良いね。
★ 稲毛の観光スポット紹介 ★
マコト商会さんの会社周辺には、稲毛の観光スポットがあるよ。
稲毛に行ったら、ちょっと寄ってみてー♪
② 稲毛浅間神社
大同3年(西暦808年)平城天皇の時代に、富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市)の御分霊を奉斎したのが稲毛浅間神社のはじまりと伝えられています。
③ 旧神谷伝兵衛別荘
ここは、大正7年に建てられた洋館で、日本の「ワイン王」といわれた明治の実業家、神谷伝兵衛さんの別荘だよ。
日本国内でも希少な初期の鉄筋コンクリート建築で、大正12年の関東大震災でも壊れなかったんだって。
神谷伝兵衛さんは、生涯を日本のワイン造りにささげた人なんだって。
浅草の「神谷バー」や、茨城県牛久のワイン醸造所「シャトーカミヤ」の創始者なんだよ。
★ マコト商会さまより皆さまへ ★
弊社は千葉市稲毛で、LPガスの輸送業務を専門にしている会社です。
輸入されたLPガスを、タンクローリーに積み込み、中継基地から充填所に輸送しております。LPガスという危険物を取り扱っておりますので、輸送には安全・安心・確実をモットーに、細心の注意をしております。
私どもの輸送が滞ることで、LPガスをボンベに充填できず、皆さまのご家庭に、お届けできなくなるようなことだけは無いように努めております。また、公道を使わせていただき、危険物を運んでおりますので、絶対に事故を起こすことの無いよう、安全第一を心がけております。
これからも、安全第一に!正確・確実に!
皆さまの生活のお役に立てるような会社をめざしてまいります。
今後とも宜しくお願い申し上げます。