1軸角度センサとは・・・
近年、技術の進歩により様々な方式のジャイロが廉価に調達できるようになっています。
また市場では3次元的な動きを伴う機器の制御や計測の要求が高まっています。
ジャイロには機械式ジャイロ、流体式ジャイロ、光学式ジャイロ、振動ジャイロがあり、それぞれに特徴や価格差がありますから、用途によって使い分けが必要です。
一般に、ジャイロは早い角度変化に対応しますが、加速度の影響は受けません。
物体の運動時の加速度を検出する加速度計はゆっくりとした角度変化に対応します。
ジャイロと加速度計のそれぞれの利点を利用して、同じプラットフォーム上で3次元の角度を検出することができます。
この方法をストラップダウン方式といいます。
このストラップダウン方式をベースにして、各センサ信号のノイズを極力抑える独自のアルゴリズムなどを開発し廉価なジャイロでも高精度の角度検出を可能にしたのがデータ・テックの角度センサです。
高精度振動ジャイロを1個使用し、動きながら方位角または姿勢角(ロール角またはピッチ角)を計測するのが1軸ダイナミカル角度センサです。
1軸角度センサは、GU-1023Y(方位角用)とGU-1023RP(姿勢角用)の2タイプがあります。